ぐるっとパスチャレンジ2:古賀政男音楽博物館(2017年1月25日)
こんばんは、ねんどです。
昨日に引き続き、ぐるっとパスチャレンジ2日目!
今日は、代々木上原にある古賀政男音楽博物館に行ってきました。
昨日は映画、今日は音楽という流れです。
小田急線代々木上原駅で降りて、3分くらい、井の頭通りに面した円形の建物が見えました。「古賀音楽博物館」というバス停の名前になっているみたいです。
奥にはJASRAC!音楽関係同士だし、何か関係あるのかな。
入っていきます。
正面入口はこんな感じです。太陽がまぶしいぜ!
左側の受付でぐるっとパスをちぎってもらったら、館内へ。
スタンプカードを作りますかと聞かれて断ったけど、集めると何か特典があったのでしょうか。
建物の中は?
1階はホール。コンサートなども開かれているようです。
2、3階が展示室。階段を上って、展示をみたら、エレベーターで地下に降りて、音楽情報室をお楽しみくださいとのこと。
早速、階段を上がっていきます。
天窓からの明かりがいい感じです。
、
階段を上がると、資料室です。
2階
2階には殿堂入りした日本の大衆音楽の作曲家、作詞家などの顔と名前がずらり。大衆音楽っていう言葉自体を久しぶりに聞いた気がします。だいぶ上の世代の人達だったりするので、親とか時代感が分かる人と来て当時の話を聞いた方がより楽しめたかもしれません。
毎年、顕彰者が発表されているらしく、平成28年には寺山修司氏の名前もありました。どうやら最新の人ってわけではないようです。天井桟敷って劇団だと思ってたんですが、天井桟敷レコードってレーベルあるんですね。
奥に行くと3階へとゆるやかなスロープが続いているのですが、それが古賀政男氏のお家の石畳をイメージしているそうで、音楽のレッスンに来た人が緊張しながら古賀氏の家に向かう気分を感じてくださいといった事が書いてありました。
絨毯の絵柄が石畳っぽくなっていて、両側の壁にディスプレイがいくつもあって、氏の家の玄関、お庭の四季の写真が映っていて、なかなかいい演出でした。
3階
3階には、古賀政男氏の家から移築したものが展示されていました。模型もあって、使用人部屋もいくつもあるずいぶんな豪邸だったことがわかります。書斎や和室もそのまま持ってきていました。
古賀政男氏の出身の福岡県の大川市の小学校では、毎年、古賀氏を描く絵画コンクールが開かれているそうで、入選した子どもたちの絵が飾られていました。ねんど福岡県出身なんですが、知らなくてごめんなさい。。
他に古賀政男氏ゆかりの品や氏の略歴の展示などがありました。
古賀政男氏は、昭和を代表する大作曲家だったみたいです。「東京ラプソディ」「無法松の一生」って曲名を聞いたことありました。マンドリン倶楽部というものの創設をしたり、「古賀メロディ」と呼ばれる数々の名曲を作っていたそうです。
ある場所に立つと、曲が流れるという仕組みになっているところもあって、曲を聴きながら展示物を見ていると、昭和な感じがしました。
ヘッドフォンで彼の曲を聴けるコーナーもありました。
ベロベロ節って酔っぱらいの曲も面白かったけど、Youtubeにはありませんね。
この曲も有名らしいです。歌い方には時代を感じてしまうけど、マンドリンの音色に哀愁を感じます。
晩年は入退院を繰り返していたようです。印象に残ったのが、昭和53年に亡くなる2日前のメモ。
今日も懐メロ大会を放送している。
僕の歌を好きな人は悲しい人ばかりだ。
こんな曲が流行らない時代になってほしい。
みんなもっとハッピーになってほしい
実際はもっと長かったのですが、少し厭世的な感じでした。ピカドンの慟哭も早くなくなれというような事も書かれていて、戦争の心の傷跡はすごく深かったんだなと思いました。
企画展 日本歌めぐり7 福岡
3階の1室で企画展をやっていました。日本歌巡り7ということは、いろんな県を特集してるんでしょうね。さっきも書きましたが、ねんど福岡出身なので、福岡の回に来て盛り上がりました。音楽博物館らしく、音楽の面から福岡を特集していて、明太ロックの話や、日本のリバプールと言われていたなどなど解説が。
それからおもしろかったのが、歌マップ。どこの場所を歌にしたのか、写真はもらったパンフレットで文字数のせいもあるのかアーティスト名は書かれていませんが、展示にはアーティス名も書かれていました。スピッツや椎名林檎の名前もありました。
スピッツの天神駅の改札口で君のよれた笑顔~♪って曲を聴いた時、テンションが上がったことを思い出しました。
これを見ながら、福岡の歌がBGMで流れているのですが、かかっていた曲がこれ。壮絶に暗い・・・が小倉など知ってる地名が出てくるとつい聞いてしまうものです。
B1
3階からエレベータに乗って地下に降りると資料コーナー。2階の殿堂入りの人の曲が聞けたり、音楽関係の本があったりします。
昨日行った東京国立近代美術館フィルムセンターでとりあげられていた李香蘭に古賀政男氏も曲を提供していたらしいので、試聴機でその曲を聞いてみたりしました。透き通る歌声でした。
結構たくさんの人の曲があって、スタンプカードを作る人はここで音楽を聴くのが目的なのかもしれませんね。
他にもカラオケスタジオがあって、30分200円で借りられるそうです。録音用CDを1枚1000円で買えば、歌の収録もできるらしいです
音楽が全体に昭和で、なんだかタイプスリップしたような気持になってしまいました。音の資料館でした。昭和の音楽を聞きたくなったら、行ってみるといいかもしれません。コンサートもちょっと気になりました。
うろうろねんどの旅は続く!